台風が通過すると一気に季節が変わる事がありますが、日中は真夏に近い暑さが戻ってきたように暑いです。
季節によって『ホニャララ狩り』というお楽しみがあります。
例えば、紅葉狩り・みかん狩り・潮干狩り・いちご狩り・・・・
実は、台風が通り過ぎた後に必ず行なう狩りがあるのです。
それは、『流木狩り』です。

趣味で流木を使ったオブジェなどを作っていまして、その素材集めをするのですが、これが思っていた以上にかなりハードな作業だったのです。
以前、流木に何の興味も無かった頃は、売っている流木を見て「どうしてこんなただの落ちてる木に値段が付いてるんだろう」と思っていたのですが、実際に集めるようになって初めて流木に値段が付くことが理解出来ました。
本当に大変なのです!
海岸によって流木の質や量に大きな差がありますので、どこの海岸に行ってもそこらじゅうに落ちているというわけではなく、潮の流れ・海岸の構造などを考えた上で海岸の端から端までを目を皿のようにして探します。
常に首が下に向いているので、肩や腰に来ますし、砂浜では足がとられて歩き辛く、石が多いと足をくじきそうになります。
特に夏や台風直後はカンカン照りの中での流木狩りになりますので、体力の消耗は桁外れなのです。
1つの海岸で大体1~2時間、それを2~3箇所続けてハシゴすると、終わった頃にはもうふらふらで何キロかやせているのではないかと思う程です。
『流木ダイエット』
まさにそんなイメージです。
そして、その後も汚れ・塩臭さ・砂を落とすために洗浄し、場合によってはアク抜きをし、数日間天日干しをしてようやく綺麗な状態の流木になるのです。
そう考えると、高値がつくのも理解出来るというモノです。
今回は台風の規模が大きかった事と進路の関係から、ある海岸が『宝の山』状態だったので、着いた途端にテンションMAXになり狩りまくりました。
ステキな流木がありすぎて収容レベルを超えてしまい途中で諦め終了しましたが、過去最高に近いくらいの質と量の流木をゲットしました。
(どこの海岸かはお教え出来ません。あしからず・・・)
海水浴シーズン後の海岸は人影もまばらで、潮風・波の音が心地良く、居心地がとても良いのでリフレッシュにもなります。(まだまだ暑いですが)
この時期の定休日は海岸に行く機会がグンッと増えるため、秋に近づくにつれ顔が日焼けしていくという「季節逆行男」になってしまうのです。
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