『ぎっくり腰は癖になる』
よく耳にするフレーズですので、そうなのだろうと思われがちですが、実はそうではないと考えています。

ぎっくり腰は、ある日ある時突然に襲われる突発的な腰痛として悩まれている方が多く、当院にもその対策相談がよくあります。
そんな中、ぎっくり腰を起こす方は、以降たびたび同じような腰痛が、定期・不定期関わらず起こる事が多く、つい「ぎっくり腰は一度なると癖になるから仕方ない」というようにお考えになってしまう事があります。
確かに、ぎっくり腰を起こす方は、本当によくぎっくり腰になります。
ですから、そのように思われるのですが、ぎっくり腰の原因は『癖』ではありません。
ぎっくり腰は何の原因も無く起きる訳ではなく、必ず何らかの原因があり、やむなく起きるのです。
それは、過労なのか運動不足なのか寝不足なのか分かりませんが、主に生活習慣の乱れがその鍵を握っています。
当院でも、年に数回ぎっくり腰になってしまうという『慢性的ぎっくり腰』の方が自動整体を取り入れて過ごすようになり、すでに2年以上ぎっくり腰にならずに過ごしてくださっているという事例もありますように、要はぎっくり腰になってしまう原因(生活習慣)を放置して、同じ失敗(ぎっくり腰)を何度も何度も繰り返してしまわないように対策を行なえばよいのです。
ですから、ぎっくり腰が癖になっているのではなく、ぎっくり腰の原因を放置する事が癖になっているのが、繰り返す『ぎっくり腰の本当の原因』だと考えています。
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