それほど多くはないものの、時々小中学生位のお子様がご来院される事があります。
スポーツを行なっているうちに、何らかの不調を感じられているのですが、そのほとんどに共通する事があります。
それは、『身体が硬い』という事です。

足が痛い・肩が痛い・背中が痛い。
当院では治療は行ないませんので、痛みをとる事は出来ないのですが、身体の様子をみながらお話をしていると、とにかく練習方法がよくありません。
今ではもはや化石級の「根性論的なトレーニング」や「筋トレ」がメインのようです。
基本的にこの年代のお子様に優先して行なわなければいけないのは、怪我をしない基本的な身体作りで、さらに最優先なのは「柔軟性のある身体」を目指したトレーニングなのです。
つまり、あるスポーツにだけ特化した技術や筋力よりも、あらゆる運動に応用可能な身体全体の滑らかさを得る事を目的としたトレーニングをして欲しいのですが、一部の指導者はまだそのような考え方ではなく、旧態依然の方法で偏った指導を行なっているようです。
身体の柔らかさは年齢が上がるごとに回復させるのに時間がかかりますので、出来るかぎり小さい頃から関節の可動域を広げておく事が必要です。
名選手ほど怪我が少ないのは、身体が柔らかいからで、関節が硬い選手ほど怪我が頻発しそのスポーツを続ける事が出来なくなる事が多いのです。
怪我をしない身体作りには、筋トレよりも優先して関節を柔らかくするトレーニングを行なうようにしましょう。
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