人間以外で「筋トレ」をしている生き物はいません。
ペットであれ野生動物であれ、生きていく上において筋肉を鍛えるという行為はしません。
という事は、筋トレは本来「必要の無いモノ」と考える事が出来ます。

特に一定方向にしか動かさない運動で鍛えられた筋肉は「使えない筋肉」が無駄についていくとさえ考えられているほどです。
では、なぜ人はこのような筋トレをするのか。
それは、他人から格好よく見られたいという思いや、自分に自信を持ちたい、その他には自己満足のようなものがほとんどです。
健康のために筋トレをするという方もいらっしゃるでしょうが、健康のために行なう事で最も効果のあるトレーニングは「歩く事」です。
歩く事で身体のバランスや体幹が鍛えられ、大きな筋肉であるお尻やももの筋肉が刺激されますので、全身のめぐりも良くなります。
二本の脚でご自身の身体をしっかりと支え、颯爽と歩く事こそ健康に直結するトレーニングなのです。
ですから『運動不足だから筋トレをする』という発想は、少々的外れであり非効率ですので、本当に運動不足解消が目的で運動を行ないたいのであれば、毎日一生懸命歩きましょう。
腹筋が割れていようと力こぶが盛り上がっていようと胸板が厚かろうと、健康には関係ないのです。
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