気づく事はほとんどありませんが、人は身体を動かす際に「癖」のような偏った動きをします。
それが身体の不調や違和感・または痛みに繋がる事があります。
問題なのは、そうなっている事を自分自身で認識出来ないため、何が原因か分からずあれやこれやと試すものの今ひとつしっくりこないという状況に陥ってしまうのです。

無くて七癖といいますが、まさにその通りで癖は自分では気づけません。
なぜならずっとその状態で「普通に」過ごしてきたからです。
逆に本来の正しいと思われる動きをしてみると、どうも気持ちが悪いと感じたり、違和感のようなものを感じます。
それこそが偏りや歪みが存在しているという証拠でもあり、改善するには徹底した気づきによる矯正が欠かせません。
矯正というのはポキポキバキバキするようなものではなく、意識をして正しい位置をキープし続けるという事を指します。
よくある癖は左右のバランスの悪さです。
どちらかが強くどちらかが弱い。
常にどちらか側に向いている。
重心が真ん中に無い。
というようなモノを放置していると、身体はどんどんズレてしまい関節や筋肉が本来の機能を果たせず身体のどこかの部位にばかり負担をかけるような生活習慣が癖になります。
癖に気づきそれを改善する。
とても地味な作業ですが、とても大切な事なのです。
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